陶芸家 濱田庄司がこう言っていたようです。
「作家から云っては虫のいい話だが、身辺の用具は主として新作品に頼りたい。新作品がいろいろの点で古いいい品に及ばないのは事実だが、しなし少なくとも心ある作品だったなら、たとえ未成品にせよ、病気があるにせよこれらも恐らくは使う人と同じ弱点であって、そこに一層お互いに親しさもあり、成長もあるようにさえ思われる。あるところ迄は許して使い合いたい。…中略… 古いいいものは確かにいい。しかしそれであなたはどうなりますか」 今日なんとなく、この言葉が浮かびました。 物を買うとき、この値段なら李朝の壺が買えるな、などと思ったとき、濱田庄司のこの言葉を思い出します。李朝より、今の人が気合いを入れて作ったものを使って、ともに成長して行きたいものです。 写真はアルマアレンのウッドボウル。(もちろん李朝は素敵ですし、あこがれです)
by niwachaho
| 2010-10-27 23:28
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