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菓子?うつわ?
誕生日(とっくに過ぎましたが)にとっても素敵なものを頂き、感激しました。
抹茶碗だけど、砂糖で固めた干菓子なのです。

噂に聞いていたけども、目にするのは初めてで、ほんとにお茶飲めて、最後には
かじれちゃうのです。

テクノロジーじゃなくても、進化はあるのです。
お菓子の産業革命やー。(スイマセン)


菓子?うつわ?_d0183702_21455010.jpg

# by niwachaho | 2010-10-31 21:49 | 今日のお茶
とらわれの身
器などを見るとき、ほんとに多くの事にとらわれます。
見所がどーとか、箱がどーとか、なんのカタログに載ってた…
昔だと利休所持とか、今だとロバートメイプルソープの遺品に、とか。

先日、仙がい(漢字変換出来ずスイマセン)和尚の禅画をみました。
色々とらわれ素直にモノやコトが見えないことが多いなあ、と反省したり。
分かりやすく1枚の絵で教えてくれます。

写真は沖縄のものと、大分の小鹿田(おんた)焼です。
こうだからいいよね、なんて理屈抜きにモノを見たいものです。


とらわれの身_d0183702_0303010.jpg

# by niwachaho | 2010-10-31 00:38
秋の夜に
寒いですね。みんなこう言い合っている夜でしょう、きっと。

こんな日は、あったかいお茶に、羊羹を頂こうと準備しました。
羊羹は、有名なとらやさんの、洋梨を練り込んだものです。
(限定商品)
お茶は福岡県は八女(やめ)の深蒸煎茶です。
洋梨に羊羹?って感じですが、不思議に合うもので、煎茶との相性もバッチリ。


羊羹は鎌倉時代くらい、精進料理の点心をお坊さんが
持ち帰ったのがルーツと云われています。
最初は羊を煮こんだ汁(羹=スープみたいなもの)だったのが→小豆やら葛粉やら小麦粉混ぜて蒸したものとなり→寒天と小豆を固めたものになって→今では洋梨混ぜたりして。


お茶も、器もそうですが、どんなものも何かと進化していくものなんですね
写真の湯のみは、元々向付(懐石料理の食器)として作られたものを
今の作家さんが写したものです。
食器→湯のみ→写す→俺のもの とこんな感じでしょうか。

将来は何になるんでしょうか、楽しみです。
秋の夜に_d0183702_1949184.jpg

# by niwachaho | 2010-10-28 19:54 | 今日のお茶
それでアナタは?
陶芸家 濱田庄司がこう言っていたようです。
「作家から云っては虫のいい話だが、身辺の用具は主として新作品に頼りたい。新作品がいろいろの点で古いいい品に及ばないのは事実だが、しなし少なくとも心ある作品だったなら、たとえ未成品にせよ、病気があるにせよこれらも恐らくは使う人と同じ弱点であって、そこに一層お互いに親しさもあり、成長もあるようにさえ思われる。あるところ迄は許して使い合いたい。…中略…  古いいいものは確かにいい。しかしそれであなたはどうなりますか」

今日なんとなく、この言葉が浮かびました。

物を買うとき、この値段なら李朝の壺が買えるな、などと思ったとき、濱田庄司のこの言葉を思い出します。李朝より、今の人が気合いを入れて作ったものを使って、ともに成長して行きたいものです。

写真はアルマアレンのウッドボウル。(もちろん李朝は素敵ですし、あこがれです)
それでアナタは?_d0183702_23271592.jpg

# by niwachaho | 2010-10-27 23:28
秋の夜
今日は秋らしい寒い夜ですねえ。

ラプサンスーチョンという紅茶に、頂き物のクッキーを食べました。
ラブサンスーチョン(正山小種)は非常に煙っぽい香りのするお茶。
京番茶と同様、初めて飲むとビックリするような香りです。

燻製が好きな人はおすすめです。
というか松の葉でいぶしてフレイバーを付けているので、いわばお茶の燻製。
秋はなんとなくスモーキーなものが合うような気がします。
味は…… やっぱりうまい!

秋の夜_d0183702_21312722.jpg

# by niwachaho | 2010-10-26 21:31 | 今日のお茶




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